販売戦略&繁殖スキル

『メダカ副業は稼げないのか?』

犬や猫に続く第三のペット産業として注目を集めるメダカ。副業としても魅力的で、ブリーダーを目指す人が後を絶たない。

だが、実際にやってみると、思うように稼ぐことはできない。今では年間100万円以上稼ぐようになった私も、実は最初の2年間は上手くいかなかった。

その原因は『販売戦略』が無く、『繁殖スキル』が不足していたからだ。

副業だと甘くなりがちだが、売上を伸ばすには計画が必須である。何となく高いメダカを買って売っているだけで、効率よく稼げるわけがない。

また、売れる商品を必要な時に必要な数用意するには、メダカの繁殖を自在にコントロールしなければならない。「飼育がカンタン」という言葉に乗せられた始めた人は、早期撤退を余儀なくされるだろう。

ただ趣味でメダカを飼うのと、販売用に増やすのでは、違う次元の話である。

そこで本書では、メダカ副業で稼ぐための2つの武器となる『販売戦略』『繁殖スキル』をあなたに伝授する。

この2つの武器を手に入れれば、メダカ戦国時代でもきっと生き残っていけるはずだ。

 

目次

第1章 ~1年間の計画を立てる~

  • 年間の売上目標を決める
  • メインの商品を決める
  • 仕入れる種親の種類を決める
  • 1匹のメスから見込める卵の数を知る
  • 1月-種親を仕入れてくる
  • 2月-卵の販売をスタート
  • 3月-稚魚の販売をスタート
  • 6月-屋外で次世代の飼育をスタート
  • 7月-販売を終了して屋外飼育に専念する
  • 9月-次の種親と越冬個体を選ぶ
  • 10月-卵と成魚の販売をスタート
  • 11月-屋外の越冬準備をする
  • 12月-成魚の販売を終了する
  • 1月-稚魚の販売をスタート

第2章 ~種親の飼育術~

  • 種親は絶対に屋内で飼育する
  • 1匹あたりの水量を5リットル以上にする
  • 透明な水槽で飼育する
  • 水槽に余計なモノは一切入れない
  • 水合わせには細心の注意を払う
  • 水温は26℃以上、日照時間は14時間以上にする
  • 餌は1日2回、満腹まで与える
  • 毎日メダカの様子を観察する
  • 水換えは週に1回+α 卵はメダカの腹から素手でとる

第3章 ~卵の飼育術~

  • 卵は採卵日ごとに分けて管理する
  • 付着糸をキレイに取るべき3つの理由
  • 孵化までの日数の短縮と孵化率をUPさせる方法
  • 卵の水温を28℃前後に保つテクニック

第4章 ~針子・稚魚の飼育術~

  • 針子が死ぬ原因は餓死と水質悪化
  • わけぷかを使って容器in容器で育てる
  • 生き餌を与えると生存率が飛躍的に向上する
  • 大きくなった個体はどんどん移動させる

第5章 ~成魚の飼育術~

  • 成魚は屋外でスパルタ飼育をする
  • 屋外飼育を始めやすい時期
  • 真夏の水温は対策が必要なのか?
  • 固定率を指標にして増やす成魚の数を決める
  • 配管工事は作業効率を劇的に向上させる
  • オーバーフロー対策はカンタンにできる
  • 水換えは週に1回+足し水
  • 害獣が出るエリアなら対策が必要
  • 次の種親候補を越冬させる

 

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