屋外の飼育用品

成魚を販売したり、子世代から次の種親を確保する場合、屋外飼育が必須と考えていいだろう。多くのメダカを育てるため、規模は一気に拡大する。時間も手間もかかるので、心して始めよう。

針子用の小型容器

一般的な水槽は高価なので、NVボックスを使う。サイズは22、観察しやすさを考えて色は透明がいいだろう。これ1箱あれば200~300匹ほどの針子を管理できる。

内側の容器にはわけぷかを使う。NV22に3個浮かべて、空いたところにロカボーイを入れる。

ミプラス【わけぷか ホワイト】 メダカ水槽分割容器
WGA

成魚用の大型容器

大型容器は、タライまたはトロ舟を使う。色揚げが必要な種類なら、黒かグレー系、不要ならブルー系でもOK。

60~400リットルくらいまであるが、個人でも扱いやすいのは60リットル。デカくても、120リットルまでにしたほうがいい。

ブロアー&配管工事

屋外のエアレーションは、浄化槽用のブロアーを使う。塩ビ管をつないで空気を送り込む。中古でも売っているので、ヤフオクもチェックしてみよう。

塩ビ管はホームセンターで売っている。つなぎ部分の種類が豊富なので、現地で見ながら選ぶのが良いだろう。塩ビ管を切るには専用のハサミが必要になる。

塩ビ管を接続するとき、接着剤を使うとしっかり固定される。エアーが漏れることもない。

仮固定をしたいときは、シールテープを使う。エアー漏れはしないが外れやすいので、早めに接着剤で本固定してしまったほうがいい。

容器まで配管を伸ばしたら、電動ドライバーで穴を開ける。

穴の大きさは、4.8程度のドリルを使うとちょうどいい。

穴に一方コックをねじ込む。電動ドライバーの先端にコックを固定してねじ込むと作業がラクだ。

あとは一方コックにゴムチューブと濾過装置をつなげれば完成となる。

注水配管工事

同じ要領で、水道から配管を伸ばせば、蛇口をひねるだけで注水できるようになる。

カルキを処理するため、中間にマーフィードを設置すればOK。