あなたは万年筆を持っていますか?『使い方が難しそう』『高くて買えない』など、購入を迷っている方は多いです。確かに万年筆はボールペンと違って『ひと手間』かかります。
ですが、難しいということは特になく、一度覚えてしまえば使い方は簡単です。今では10,000円くらいの購入しやすい万年筆も数多く販売されています。
そこで、今回はパイロットの『カスタム74』について紹介していきます!
カスタム74なら、14金のペン先でも10,000円前後で買うことができますし、初めから3万円もする高額な万年筆を購入することもありません。
それでは、初心者にもおすすめの『パイロットのカスタム74』について徹底的にレビューしていきます(^^♪
ペンの老舗『PILOT(パイロット)』とは?
パイロットは、1,918年に創業した老舗の会社です。『書きやすさ』にこだわり続けた万年筆は、時代を超えて愛され続けています。
そのパイロットの集大成ともいえるのが『カスタムシリーズ』です。
1,971年に発売されて以来、多くのファンがいます。その特徴は『好みや用途に合わせて数多くのペン先を選ぶことがきる』という点にあります。
万年筆カスタム74のレビュー
基本情報・スペック
カスタム74は、握りやすさにこだわった太めの軸が特徴です。ペン先は14金を使用しています。
細字から太字まで、数多くの種類が用意されており、徹底的に使いやすさを追求したベーシックなモデルです。
基本スペック
- 全長:142.8ミリ
- 軸径:14.7ミリ
- 重さ:17.4グラム
- インクの吸引方式:両用式
- ペン先:14金
- ペン先の太さ:(細い)EF・F・SF・FM・SFM・M・SM・B・BB(太い)
- 価格:約10,000円
- カラー:ブラック、ディープレッド、ダークブルー、ダークグリーン
カスタムシリーズには『823』『845』などがありますが、価格が3万円、5万円と高額です。それに比べて『74』の定価は10,000円ですし、Amazonなら7,000円台からあります。初めて万年筆を購入する方にも手を出しやすい価格ですね。
外観・見た目
ブラウン(ダヴィンチ)手帳を愛用しているので、その色に合わせてディープレッドにしました。金色の装飾が、高級感を演出しています。
手帳のレビューはコチラ▼
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ダヴィンチの手帳|6年間使用してみたレビューと評判のまとめ
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サイズ感はピッタリです。キャップを後ろに付けることで、重さのバランスもちょうどいいですね。
キャップはネジ式になっており、外す時は両手が必要になります。パイロットではキャップのない万年筆もあるのですが、そちらはバランス感があまりよくありません。
しかし、ノック式なので片手で万年筆を使う状況ではとても重宝します。
キャップのない万年筆▼
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キャップ部分のクリップには『PILOT』のブランドが刻印されています。下部の装飾部分には『CUSTOM74 PILOT MADE IN JAPAN』の文字が刻印されていました。とても丁寧な造りです。
14金のペン先にも『PILOT』、ペンの細さを表す『EF』の文字が刻印されています。
構造・中身
購入時には、カートリッジ式のインクが1本ついていました。付け方はとても簡単で、万年筆をバラしたら差し込むだけです。
公式サイトに、インクセットの動画があります。カスタム74はコンバーターとの両用式なので、手巻きで吸い上げるインクを使うこともできます。
書き味
手帳やメモ帳に文字を書くことが多いので、一番細いペン先にしました。筆圧が不要でサラサラ書けます。あて名書きなどが目的なら、M~の太さにしましょう。
ちょっとインクが染みやすい気がしました。ダヴィンチの手帳に書いてみましたが、純正の紙ではなく再生紙を使用したのが原因のようです。
純正の紙に書いてみたところ、少し透けますが染みることはありませんでした。
個人的な感想|コンバーター式はやめた
私はパイロットのキャップレスデシモを持っており、そちらはコンバーターを使っています。初めて買った万年筆だったのですが、当初はインクを吸引することが『良さ』だと思っていたのです。
しかし、実際に使ってみるとけっこう手間がかかります。そのため、カスタム74はセットが簡単なカートリッジ式を使用していく予定です。
私がコンバーターを手間に感じただけなので、楽しみたい方はぜひコンバーターを使ってください(^^♪
公式サイトに、コンバーターの吸引方法も紹介されています。
口コミ・評判
それでは、他の方の口コミと評判を見てみましょう。
LAMYサファリのFニブを愛用していましたが、ほぼ日手帳に書き込むには線が太いため、こちらを購入しました。
ウォーターマンのミステリアスブルーで書き込んでいますが、ほぼ日手帳のグリッドに文字が潰れずに書き込めるため、大変重宝しています。
また、筆圧をかけずに書き込めるので、トモエリバーのような薄い紙でも凸凹にならない事は、万年筆の大きな利点だと思います。引用:Amazon
美しい日本語を書きたいのであれば、カスタム74はコスパに優れた素晴らしい
万年筆だと思います。※カスタム74自体の注意点
私の場合は届いてすぐは非常にインクフローが悪く、買った当初は落胆しておりました。
ただ、金ペンは使えば使うほど自分に合うように成長していくと聞いていたため、
2か月ほど我慢していろいろと書きまくっていると非常に自分にあったペン先に育ちました。引用:Amazon
今日はレントゲンの日です。
写真に黒い影が、見えますねぇ。
もしやこの影は😱
ペン:パイロット カスタム74 F
インク:色彩雫 山葡萄
紙:あたぼう 飾り原稿用紙 鋼導管#飾り原稿用紙ユーザー会 pic.twitter.com/m0v6MAKRDV— なごぶーなご (@nagobuunago) 2018年11月8日
まとめ
以上、カスタム74のレビュー|初心者におすすめできるパイロットの万年筆についての紹介でした!
最後にカスタム74の良いと感じた点、悪いと感じた点をまとめてみます。
良い点 |
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悪い点 |
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日本の老舗が作る万年筆は初心者にも扱いやすく、初めての1本には最適です。自分の用途に合わせて、ペン先を選びましょう。
ラミー2000もロングセラー商品です▼
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