個人で写真の販売ができるストックフォト。参入のハードルが低く、労働のように時間を拘束されることも少ないので、サラリーマンの副業として注目を集めています。
せっかくの休日、副業のためにバイトに出かけるのは辛いですからね。それなら散歩やランチの時に、景色や料理をパシャっと撮影して、それを売った方がストレスフリーです。
ただ、写真に関して全く知識のない初心者だと、いったい何から始めればいいのかわかりませんよね。登録に関して不利益があったり、思わぬ費用が発生したら困ってしまいます。
そこで今回は、誰でもにできるストックフォトの始め方について解説していきます。
サイトを選んで無料のクリエイター登録
ストックフォトというのは、いくつか種類があります。大手サイトは以下の通りです。
- Shutterstock
- Adobe Stock Contributor
- Snapmart
- PIXTA
- Getty Images
- MotionElements
- 写真AC
基本的にクリエイター登録は無料です。海外のサイトもありますが、初めてなら日本で運営されているストックフォトがいいでしょう。私が登録しているのは写真ACです。
写真ACのクリエイター登録は無料ですが、個人情報の入力は必要になります。発生した利益の振込みや著作権の問題もあるので、運営側に素性を提供できない人は登録できません。
お仕事なので、当然と言えば当然の話です。
今のところ登録したことによって不利益や費用は生じていないので、それほど心配する必要はないでしょう。
こういったところは海外の方がドライで厳しいので、英語の読めない私は外国のストックフォトには登録していません。
また、いくつも登録すると使える時間も分散されてしまうので、初めてやるなら日本企業の写真ACだけ登録しておくのが成功の近道といえます。
3ステップ|撮影した写真を投稿する方法
写真の販売方法はとてもシンプルです。撮影機器で素材を撮り、サイト上でタイトルとタグを付け、アップロードするだけです。
①カメラやスマホ(携帯)で撮影
まず最初に、投稿する写真を撮影します。撮影機材にはいくつか種類があります。
- 一眼レフ
- スマホ
- iPhone
- コンデジ
- インスタントカメラ
ストックフォトはWeb上で写真を販売するので、データとして取り出す必要があります。そのため、インスタントカメラは使用できません。
また、写真の質が悪いと審査に落ちて登録できません。そのため、コンデジも避けたほうがいいでしょう。
となると、一眼レフ、スマホ、iPhoneになるのですが、可能であれば一眼レフがオススメです。スマホやiPhoneのカメラ性能はとても良くなりましたが、アップにした時の画質は一眼レフに勝てません。
ただ、一眼レフを買うとなると、けっこうなコストがかかります。稼げるようになるまでは、スマホやiPhoneを使用すると経費を抑えることができます。
他のストックフォトは審査が厳しいようで、スマホやiPhoneだと落とされることもあるようです。ですが、写真ACでは、iPhoneで撮影した写真でも、だいたい審査に合格しています。
ちなみに、一眼レフはレンタルすることもできます。素材が決まって撮影準備ができたら一眼レフを借りてきて、短期で集中的に写真を撮るのもアリです。
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②タイトルとタグ付け
写真が準備できたら、サイトにアクセスします。投稿ボタンを押して、サイト上に写真を移動させたら、一つずつタイトルとタグを付けていきます。
タイトルは、その写真のイメージに合ったキーワードを、2~3個入れると良いでしょう。
例えばこの写真なら『初心者マーク』『虫メガネ』『手』といったキーワードがイメージできるはずです。手に虫眼鏡を持って初心者マークを見るみたいな感じでタイトルを付けることができます。
次はタグ付けです。タグとは、その写真を説明するためのキーワードです。タイトルと似ていますが、写真ACではタグを50個設定することができます。
例えば先ほどの写真なら、「若手」「新入社員」「黒板背景」「挑戦」「新卒」「見習い」・・・など、他にも連想できるワードがたくさんあります。
とにもかくにも、写真を見つけてもらわないと、売れることはありません。
関連するキーワードは、タグとしてたくさん設定しておきましょう。タグに関しては、写真ACで詳しく解説されているので、そちらを参考にしてみてください。日本のサイトなので、こういう所も便利ですね。
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③写真をアップロード
タイトルとタグ付けが完了したら、最後にもう一度、以下の点をチェックします。
- 著作権は大丈夫か?
- 誤字脱字はないか?
- 不要なタグはないか?
一番気を付けるのは「著作権」です。露骨なのは審査ではじいてくれますが、クリエイターとして責任を持って対応してください。
見落としがちなのはブランドロゴです。
ブランドロゴは、目立たないところに潜んでいることもあります。編集の段階でくまなくチェックするのは当然ですが、それでも見落としてしまうことも・・・。最終的なアップロード前に、もう一度写真全体を確認しておきましょう。
次は誤字脱字です。写真メインなので文字を疎かにしがちですが、タイトルとタグは必ず見直してください。人の目ほど信用できないものはなく、かなり高確率で誤字脱字はあります。
最後は不要タグの削除です。タグをたくさん付ければ、それだけ多くのキーワードで検索表示されます。もちろん、売上にも直結してくるでしょう。ですが、写真とマッチしていないタグは、ユーザーの利便性を損ないます。
写真ACには、クリエイター同士でタグの評価をする仕組みがあります。
写真投稿後に「この写真に不正なタグはありませんか?」という感じで、他クリエイターの作品が数枚のが表示されるのです。評価をするとポイント(売上)を貰えるようになっているので、タグは適切に付けるようにしましょう。
ストックフォトの適切な写真サイズは?
写真ACの投稿サイズは以下の通りです。
- 1枚20MBまで
- 長辺640px以上
実際にユーザーがダウンロードできるのは、SMLの3サイズです。ユーザーの利便性を考慮するなら、SML全てのサイズがあったほうがいいですね。
写真のLサイズは長辺1921px以上をLサイズとし自動でS、M、Lサイズの3種類で公開されます。
元となる写真サイズが小さいと、Sサイズのみになったりします。カメラの設定で、長編を1921px以上にしておくといいでしょう。
まとめ
以上、登録は無料だからリスクゼロ|誰でもにできるストックフォトの始め方についての解説でした!
初心者にオススメなのは、スマホの写真でもOKな写真ACというストックフォトです。個人情報の入力は必要ですが、クリエイター登録は無料となります
写真の投稿は3ステップしかないので、誰でも簡単にアップロードできます。
- 写真を撮影
- タイトルとタグ付け
- 投稿
始めるにあたって費用などはかかりませんので、今すぐクリエイター登録をしてみてください。