2022年8月29日、ヤフオクからガイドライン改定のアナウンスがありました。前からビクビクしてはいたんですが、ついに来たかという感じで、心拍数が跳ね上がったのを今でも覚えています。
なんと、メダカの出品が禁止になってしまったのです。
やっとメダカ副業を軌道に乗せて、書籍も出版して他の方にも紹介するようになった矢先、一瞬でお先真っ暗になってしまいました。ですが、副業界隈ではわりとよくある出来事です。
ブログなんかも、Google様の気まぐれで収益が激減したりするので・・・
ただ、ガイドライン細則を詳しく読んでみると、まだ希望は残されているような含みがありました。運営側に直接の確認もとれたので、今後のメダカ出品ルールや販売におけるリスクについて解説していきます。
ヤフオクがメダカの出品を禁止
ヤフオクのガイドライン改定案内はとても分かりにくく、メダカ界隈では色々な憶測が飛び交っていました。以下3点によって、ブリーダーたちは大混乱(^^;)
- 哺乳類、鳥類、爬虫類の生体および有精卵の出品禁止
- レッドリストに掲載されてる動植物の出品禁止
- 要約すると「有精卵」は出品禁止
「魚類が含まれてないからメダカはOKだ!」
「いや、レッドリストにメダカがいるからだめだ!」
「有精卵は一律禁止だからメダカもダメだ!」
私も同じような疑問をもったので、直接ヤフオクに問い合わせをしてみました。
改良メダカの成魚は規制の対象外
結論から言いますと、ヤフオクの出品で禁止されるのは「ミナミメダカ」「キタノメダカ」だけです。そのため、改良メダカは規制の対象外となります。
改良メダカの有精卵も規制の対象外
また、有精卵は鳥類と爬虫類に限定しているので、改良メダカの有精卵も規制の対象外となります。
ガイドライン上や対象者だけに送られたメールでは「改良メダカはOK」と言い切っていません。ですが、個人的な問い合わせの返信では、改良メダカとその有精卵は出品可能と断言されました。
以下、ヤフージャパンカスタマーサービスからの返信メールの一部を掲載しておきます。
◇ヤフオク!ガイドライン細則の改定予定について(動植物)
https://auctions.yahoo.co.jp/topic/notice/rule/post_3373/有精卵について、鳥類、爬虫類の有精卵については
食用の有精卵以外は出品禁止となります。なお、メダカについては、日本に生息する以下2種と判断できるもの、
およびその卵が出品禁止の対象となります。ミナミメダカ Oryzias latipes 絶滅危惧II類
キタノメダカ Oryzias sakaizumii 絶滅危惧II類上記と判断できない改良メダカやその卵については、
個人での出品は可能です。
メダカ副業への影響はあるのか?
結局のところ、副業としてヤフオクでメダカ販売をしている個人への影響はありません。今までと変わらずに販売を継続できます。
ただ、冒頭でも述べたとおり、私は規制強化について日々怯えていました。偽物の出品や個体の不具合によるトラブルもよく見かけるので、目立った問題が増えてくると、ルールを厳しくせざるを得ないのが今の世の中です。
爬虫類が対面販売になった過去の経緯
動物愛護管理法の改正によって、2013年9月以降は爬虫類・哺乳類の販売は現物確認と対面販売が義務付けられました。また、販売するには都道府県知事への登録が必要です。
実際のところ配送が禁止になったわけではなく、現物を見て説明を受ければ後日送ってもらう事は可能です。
ただ、【法律の改定=現行のままでは問題あり】ということです。つまり、爬虫類と哺乳類を写真のみでネット販売していたころは、トラブルが目立っていたのでしょう・・・
今すぐ顧客リストを集めて直販ルートを作る
メダカが今後どうなるかはわかりませんが、同じ道を辿る可能性は十分に考えられます。そうなると、ヤフオクやPayPayフリマなど、全国の顧客に簡単にアクセスできるツールは使えなくなります。
メダカ副業を考えているのなら今すぐ始めて、顧客リストをどんどん増やしていくべきでしょう。すぐに連絡をとれるリストさえあれば、どんなビジネスでも維持していくことができます。
足踏みをしていると、あっという間に置き去りにされるかもしれません。