メダカの卵が孵化しなくてお困りでしょうか?
それでしたら、この記事をご覧いただければ解決するはずです。
とはいえ、メダカの飼育を始めたばかりの頃は、なかなか卵が孵化しなくて焦るモノです。私もそうでした。
今回は卵が孵化しない理由を3つに分けて解説するとともに、その解決策について紹介していきます。
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メダカの卵が孵化しない3つの要因
早速ですが、メダカの卵が孵化しない3つの要因を紹介します。
孵化しない要因
- 卵が受精していない
- 卵にカビが生える
- 水温管理が不適切
それぞれについて解説していきます。
卵が受精して有精卵になっていない
一番最初に確認するのは、ちゃんと受精しているかどうかです。卵は受精卵にならなければ、孵化することはありません。
実はオスメスにも相性があったり、生殖機能に不具合があったり、まだ体が成熟していなかったり、ヒレ長やダルマ、背びれ無しはそもそも生殖行為が物理的に難しかったり、メダカの卵が未授精になる要素は意外にも多くあります。
ペアで飼育しているのに受精卵が採卵できないときは、焦らず様子を見るようにしましょう。もし体が未成熟なだけなら、時間が解決してくれます。
しばらく待っても卵が受精しない時は、ペアを変えると上手くいくことがあります。
メダカを繁殖させるのであれば、数ペアからのスタートが安心です。
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無精卵に生えたカビが伝染する
未授精の卵をそのままにしておくと、白く濁ってカビが発生してきます。それ自体は水量に対して少量なのでそれほど気にはなりませんが、近くに有精卵があるとカビが感染してしまうこともあります。
有精卵はバリアがしっかりしているのでカビにくいですが、付着糸と一緒にカビ卵がくっついているなら取り除くようにしましょう。
卵の成長には水温管理が重要
メダカの卵は水温によって孵化率や日数が変わってきます。かなり古いデータですが、水温と孵化の関係を調べた文献が日本水産学会誌にあります。
平均水温 | 30.0 | 25.6 | 21.8 | 18.2 | 14.2 |
平均日数 | 8.1 | 10.2 | 14.5 | 20.4 | 40.5 |
孵化率 | 47.6 | 88.9 | 87.0 | 84.2 | 28.6 |
引用:日本水産学会誌
一般的によく言われている【25℃・10日】というデータと、ほぼ一致していますね。以外にも、18.2℃の水温でも20日間あれば84.2%は孵化するという結果でした。
逆に30℃の水温にすると8.1日で孵化しますが、孵化率は50%を下回っています。水温が15℃を下回ると、孵化率は一気に低下します。
まとめ
以上、メダカの卵が孵化しない時に考えられる3つの原因と対策についての解説でした!
孵化しない要因
- 卵が受精していない
- 卵にカビが生える
- 水温管理が不適切
それでは、メダカLIFEをお楽しみください。
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