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メダカの飼い方

メダカの稚魚が死ぬ原因と対処法|毎日次々の大量死を防ぐために

メダカの稚魚水槽を眺めていると、なにやら様子がおかしい。底の方で白くカビて、残念な状態になっている個体がチラホラ。数日間様子を見ていると、毎日数匹ずつ同じような状態に・・・このような経験はありませんか?

メダカ強い生き物ですが、稚魚のうちは死んでしまう確率が高いのも事実です。

 

そこで今回は、メダカの稚魚が死ぬ原因と対処法について解説していきます。

 

稚魚が死んでしまう理由をしっかりと把握して、できるだけ多くの個体を成魚まで育て上げましょう。

メダカの稚魚が次々に死ぬ原因と対策

メダカの稚魚が死んでしまう原因は以下の通りです。

 

稚魚が死ぬ原因

  • 餌不足による餓死
  • 水質悪化によるストレス
  • 水換えによる吸出し
  • 水流によるダメージ
  • 隙間に挟まって出れなくなる
  • サイズの違いによる共食い

 

 

それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

餌不足による餓死

1番の原因と考えられるのは【餓死】です。

針子~稚魚はとても小さく、蓄えられるエネルギーもごくわずか。たまにしか餌を食べられないようだと、簡単に餓死してしまいます。

1日2回の餌やりというのが基本ですが、メダカが小さいうちは1日4回くらい与えてやった方が生存率をアップさせることができます。

また、餌の大きさにも注意が必要です。特に針子は非常に小さいので、食べられる餌の径も小さいモノでなければなりません。

稚魚専用の餌が売っているので、それらを与えて実際に食べれているのかを確認するようにしましょう。

 

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水質悪化によるストレス

稚魚のうちは水質悪化によるダメージの影響も大きいです。

先ほど説明した餌やりですが、頻度を増やすと高確率で水質も悪化していきます。これはジレンマでもありますが、粉餌の回数を増やすのであれば、水換えの回数も増やしたいところです。

 

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時間的に余裕がない場合、生餌を活用するのがオススメです。生餌は水を汚しにくく、水槽に入れてからもしばらく生きており、日中の不在時でも継続して食べることができます。

針子用の生餌としてはゾウリムシが適しています。孵化後10日くらいすると、もう少し大きい生餌のブラインシュリンプを食べられるようになります。

 

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水質が悪化すると病気にもかかりやすくなるので、餌やりの量と回数、水の汚れ具合を見極めるようにしましょう。

 

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水換えによる吸出し

通常の水換えは、直径が1cmほどのポンプを使って水を吸い出します。気を付けないと成魚でも吸い出してしまう事もありますが、稚魚はより簡単に水流に負けてホースの中に入ってしまいます。

 

水換えの頻度を増やしたいのに、水を換えにくいのが稚魚水槽です。

 

面倒ではありますが、大型のスポイトなどで丁寧に底の汚れを吸っていく事をオススメします。それでも、スポイトで吸ってしまう事もありますが・・・。

その他の対策として、稚魚が通り抜けられないくらいのメッシュ容器を水槽に浮かべて、その中からポンプで水を吸い出すと安全に換える事ができます。(わけぷかなど)この方法は、水を一気に吸い出せるので手間が少なくて済みます。

ですが、これでは底の汚れを吸い出せないので、スポイトによる方法と交互にやって、水換えの手間を軽減するのがいいでしょう。

ヒメタニシなど、水を直接吸い込んで浄化してくれる共生生物などの導入もおすすめです。

 

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水流によるダメージ

針子~稚魚はまだ泳ぐのが下手なので、水流が強いと負けてしまいます。また、常に水流に逆らって泳ぐことになるので、必要以上に体力を消費する原因にも。

当然ですが、体力を消費すれば必要なエネルギー量も増え、餌をたくさん食べなければなりません。しかし、まだ口が小さく餌を食べるのが難しいので、与えられる回数が少ないと衰弱していきます。

水流を作り出しているのはエアーポンプです。一見すると全て同じように見えますが、細かい泡を出すタイプのモノもあります。稚魚や針子水槽では、できるだけ水流が緩やかに抑えられる設計のエアー管理が必要です。

 

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隙間に挟まって出れなくなる

メダカ水槽の濾材として、赤玉土などが頻繁に使用されています。多孔質なので、中まで沢山のバクテリアが定着しやすく、入手も簡単で安価なので人気です。

ですが、赤玉土(中~大)を使用すると。土同士の間に隙間ができてしまい、メダカがその中に挟まってしまう事があります。

メダカ飼育の楽しみの1つにレイアウト設計もありますが、稚魚のうちは可能な限り何も入れず、必要最低限の設備(ロカボーイ+エアーなど)で管理していくのがオススメです。

※過去にロカボーイSの隙間に挟まったこともありましたが、頻回ではないので濾材としては良いかと思います。

サイズの違いによる共食い

メダカの稚魚というと1.5cmくらいまでのイメージですが、孵化したての針子と比較すると、数倍以上の体格差があります。

水槽の中をよく観察するとわかりますが、1cmサイズの稚魚が針子を追い掛け回していることもしばしば・・・メダカは共食いをする生き物です。

一般的には成魚が卵を食べてしまうというのが有名です。しかし、稚魚同士でも普通に共食いをします。

ひとつの目安として、1cmを超えた稚魚は別容器に移して管理するのが良いでしょう。

 

メダカの死因は他にもありますので、コチラの記事も参考にしてください▼

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まとめ

以上、メダカの稚魚が死ぬ原因と対処法|毎日次々の大量死を防ぐためにについての解説でした。

最後にもう一度、稚魚が死んでしまう原因についてまとめておきます。

 

稚魚が死ぬ原因

  • 餌不足による餓死
  • 水質悪化によるストレス
  • 水換えによる吸出し
  • 水流によるダメージ
  • 隙間に挟まって出れなくなる
  • サイズの違いによる共食い

 

餓死や水流によるダメージは、毎日ポツポツと死んでいく印象です。一気に大量死が発生した場合、水質悪化を疑いましょう。

 

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