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メダカの飼い方

正直なところ水草は邪魔だった|メダカにはエビとタニシがいれば十分

メダカの飼育に慣れてくると、エビや貝、水草などの共生生物にも興味が湧いてきます。私も色々な生き物を同居させて、水質改善を試みた経験があります。

また、ビオトープやレイアウトなど、見た目を楽しみたい方にとっては重要なアイテムにもなります。ですが、一番の目的がメダカ繁殖の場合、色々な生き物を入れるのは避けたほうがいい場合もあります。

 

そこで今回は、ブリーダー向けの共生生物について紹介していきます。

 

結論から申し上げますと、水草は不要でした。エビとタニシがいれば、産卵に良い環境を維持できます。

ミナミヌマエビのメリットとデメリット

エビにもたくさんの種類がいますが、安価で小さく、メダカの邪魔をしないのは【ミナミヌマエビ】です。

ホームセンターなどで1匹100円ほどで売っていますが、そこで買うのは損です。ヤフオクならもっと安くたくさんの数を仕入れることができます。

食べ残しの餌を食べてくれる

ミナミヌマエビを共生させる一番の目的は、メダカの食べ残し処理です。

食べ残した餌をそのまま放置しておくと、1日くらいで白くなってふやけます。さらに1日ほど経過すると、餌の周りに白い綿のようなものが発生します。カビです。

市販の餌は栄養価が高く作られているので(特に産卵用)、それに伴い水の富栄養化も起こりやすくなります。富栄養化が起こると、藻が大量に発生します。

このように、食べきれなかった餌というのは、メダカにとって悪影響しかありません。それを解消してくれるのがミナミヌマエビです。

 

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勝手に繁殖して増えてくれる

私が初めてミナミヌマエビを購入したのは、約2年前になります。200匹ほどをヤフオクで落札して、各水槽に分配しました。

生存競争の過程で一定数は死んでいきましたが、勝手に交尾をして卵を産み、その子たちが大きく成長していきます。

子がたくさん増えれば、また一定数は死んでいき・・・その繰り返しで今でも各水槽にミナミヌマエビは十分な数が生存しています。

メダカの飼育をしていれば勝手に安定した割合で生き残っていくので、メンテナンスフリーで維持することが可能です。

糞の量が多い

共生させてみるとわかりますが、メダカよりも圧倒的に多くの糞をします。ただ、それは水換えの時に吸い出してしまえば問題はありません。

残飯処理をして水質悪化を予防してくれるメリットの方が大きいです。

ヒメタニシのメリットとデメリット

タニシにもいくつか種類がいますが、メダカ飼育に貢献してくれるのは【ヒメタニシ】でした。

コチラもヤフオクで探してみると、格安で販売されているので低コストでおすすめです。

水質を直接浄化する能力がある

ヒメタニシに期待している一番の能力は、水を直接浄化してくれるという点です。水槽のゴミを食べて二次的に水質を良くするのではなく、直に水を吸い込んで汚れを濾しとります。

例えばグリーンウォーター化した水槽にヒメタニシを入れると、翌日には水がクリアになっているなんて事も(水槽の大きさや個体の能力によって変わってきます)

グリーンウォーター飼育が目的だと相性は最悪ですが、私は水をクリアな状態で飼育したいので、ヒメタニシの水質浄化能力にはとても助けられています。

グリーンウォーターは本当に適切な水質なのか、単に汚れているだけなのか、正直なところよく見極める事ができません。

もし汚れているだけであれば、病気が発生するリスクが高くなってしまいます。

 

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苔を食べてくれる

ヒメタニシの苔取り能力は、あまり高くはありません。でも、タニシなので、多少は苔も食べてくれます。目的は水質浄化なので、苔取りは期待していません。

苔を確実に食べてもらいたい場合、フネアマガイという1枚貝がオススメです。苔まみれの水槽でもピカピカにしてくれます(水槽の大きさや個体の能力によって変わってきます)

卵を水槽の壁面に産み付けない

メダカ水槽に入れる貝といえば、サカマキガイやレッドラムズホーンなどが有名かもしれません。ですが、彼らは壁にゼリー状の卵を産み付けて、それはまぁ見た目が悪いです。

ですが、ヒメタニシは卵を産み付けません。小さなヒメタニシの形(稚貝)のまま生まれてくるのです。そのため、水槽の壁面が卵で汚れる事はありません。

糞の量が多い

これはミナミヌマエビと同様ですが、メダカと比べて圧倒的に糞の量が多いです。ただ、簡単に吸い出せますので、水換えの時の吸い取ってしまえばストレスにはなりません。

メダカ水槽に入れられる代表的な水草

メダカ水槽に相性が良いとされている水草はいくつかありますが、代表的なのはホテイそうとアナカリスです。

ミニホテイソウ(ヒメホテイソウ)

実はホテイソウはかなり大きくなり、メダカの水槽といっても60リットルタライにちょうどいいくらいのサイズになります。ちょっと扱いにくいですね。

そこでお勧めなのがミニホテイソウです。ミニホテイは大きくなっても手のひらサイズなので、水面下の根もホテイソウほど長く大きく広がることはありません。

アナカリス

別名オオカナダモとも呼ばれていますが、環境に強く安いので初心者でも取り扱い易い水草です。

水草なしの方が良い3つの理由

水草を導入した事もありますが、メダカの繁殖が目的であれば全く要らないモノでした。

採卵するなら水草は邪魔

メダカを繁殖させるのであれば、効率的に採卵するのはとても重要です。ですが、ホテイソウなどを水槽に入れておくと、その根に卵をたくさん産み付けてしまします。

ホテイソウの根は簡単に切れやすく、そこから小さい卵を回収していくのはとても大変な作業でした。また、採卵時にかなりの根を切ってしまいます。

普通に人工の産卵床を使ったほうが、キレイに効率的に卵を回収することが可能です。

エビが根を食べるので腐る

採卵時にも根を切ってしまいますが、エビの住みかになって根が食べられることもあります。また、赤虫の住みかになって、根の周りがふさがれてしまう事も。

そうなると、根から栄養を吸収することが出来ず、増えもしませんし、葉の先から腐ってしまいます。見た目にもかなり悪いです。

水草が無くてもメダカは元気に育つ

繁殖目的の方が水草を導入する理由は、水質を改善させる事だと考えられます。ですが、定期的な水換えをしていれば良い水質を保つことは十分可能です。不要なモノをあえて入れる必要はありません。

まとめ

以上、メダカにはエビとタニシがいれば十分|正直なところ水草は邪魔だったについての解説でした。

メダカ繁殖において、水草は不要です。むしろ邪魔でした。水質改善のために共生生物を考えているのであれば、ミナミヌマエビとヒメタニシがおすすめです。

 

ちなみに、メダカは販売することもできます。資格は不要です。利益が出れば、新しい飼育用品や高級メダカを買うこともできます。販売方法をまとめた書籍を出版しているので、維持費を稼いでみたい方はぜひご覧ください。

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