メダカの繁殖において、採卵ほど重要な作業はありません。採卵量が少なければ、最終的に得られる成魚の数も少なくなってしまします。だからこそ、効率的に卵を回収するのはとても大切です。
そこで今回は、効率的な採卵方法について紹介していきます。
色々な採卵方法があるので、ぜひあなたにあった方法を選んでみてください。
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メダカの卵の取り方を5つ紹介
早速ですが、メダカの卵の取り方を5つ紹介します。
採卵方法
- メダカが落とした卵を採卵
- ホテイアオイなどの水草で採卵
- 人工の産卵床で採卵
- コロタマボール系を使った採卵
- メダカから素手で直接採卵
それぞれについて解説していきます。
メダカが落とした卵を採卵
一番単純な方法ですが、メダカが落とした卵を回収する方法があります。メダカの卵には付着糸といって粘着性の糸のようなものがくっついていますが、1日もすると卵は水槽の底に落ちています。
それをスポイトや網で回収していく方法です。分かりやすい採卵方法ですが、単独ではオススメしません。メダカは卵を食べてしまうので、回収率が下がります。
ホテイアオイなどの水草で採卵
根が長い水草を浮かべておくと、メダカはそこに卵をくっつけます。2~3日くらいすると、卵がビッシリ!なんてことも。
水草には水槽の余分な栄養源を吸収してくれる効果も期待できます。ただ、あまりオススメしません。採卵する時に細かい根をちぎってしまい、卵管理容器に一緒に入れてしまうので汚くなりやすいです。
人工(自作もできる)の産卵床で採卵
一番オーソドックスなのが、人工的な産卵床を使用する採卵です。ネットで探せば商品がいくらでもヒットすると思います。
自分でも作ることができ、プールスティックと不織布たわし?のような物があれば1個15円くらいで完成するでしょう。
私はこの方法も使っています。ですが、メダカによっては気に入ってくれず、産み付けない事もあります。メダカが産み付けてくれる場合、一番簡便な採卵方法です。
コロタマボール系を使った採卵
人工産卵床の一種ですが、従来のモノとは違い、網で出来た球体のような形をしています。浮くタイプと沈むタイプがあるようです。1個300円くらいだった気がするんですが、高すぎるので正規品を使ったことはありません。
チュール生地と結束バンドを使うと、似たようなモノを10円以下で作ることができます。生地の奥にまで産み付けるので回収が大変ですが、気に入ってくれるメダカはわりと多いです。
メダカから素手で直接採卵
メダカのお腹に卵が付いている状態で掬い、素手で直接採卵する方法もあります。産卵のタイミングでなければできない方法ですが、回収率が非常に高いのが魅力です。
ですが、ある程度慣れていないと、メダカを傷付けるリスクがあります。
私の採卵方法はコレ!
これまで紹介した採卵方法を全てやったことがありますが、一番便利だったのは人工の産卵床です。なんといっても回収がラクです。しかし、先ほども紹介した通り、メダカが気に入ってくれないと卵を産み付けない事もあります。
現在飼育しているメダカはまさにそれで、人工の産卵床では全く卵を回収することができません。
そのため、今は素手で直接採卵する方法を採用しています。
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まとめ
以上、メダカの卵の取り方を5つ紹介|効率的な採卵方法はコレ!についての解説でした。
採卵方法
- メダカが落とした卵を採卵
- ホテイアオイなどの水草で採卵
- 人工の産卵床で採卵
- コロタマボール系を使った採卵
- メダカから素手で直接採卵
メダカ繁殖において卵の確保は非常に重要です。メダカによって効率的な卵の取り方は変わってくるので、ぜひ全ての採卵方法を習得してください!
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